チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

週報 2023/06/25 36歳になった。Astroを試す。聞く技術聞いてもらう技術を読む。

またしても一週飛ばしてしまう。だんだん隔週になってきた。でも更新できて偉い。

36歳になった

6月24日で36歳になった。このぐらいの歳になると特に何も感動はないのだけど、去年に比べると果たして自分はどう成長したのかは気になってしまう。

少なくとも現在の職場で英語に揉まれているので英語力はついてきたような気がするけど、まだまだ全然駄目だ。最近はちょっと疲れてきて学習する意欲も減衰している気がするので少し危ない。英語に悩むといつも言っている気がするけど、成長の踊り場に来ている気がする。まだまだもがくことになるけど長くかかりそうだ。

それ以外ではどうか?目立ってなにかできているかというと微妙な気がする。あまり大きな変化は起こせていない。特に去年はいろいろ大変でその場にとどまるだけでも精一杯だった感じがする。今年もあまり状況は変わっていないのでなんとか荒波にさらわれないようにもがいていくぐらいしかできないだろうけど。

なんとなく今までやればやるだけ色々身についてきたし、去年とは違うことを今年はやっていて成長しているという実感があったのだけど、だんだんそれが得られなくなる歳になってきたような気がしている。多分注意深く見れば変わってることは結構あるのだろうけど。人生の苦しい時期に差し掛かってしまったのだろうなと感じざる負えない。とりあえず36歳はもう少し本を読むようにしようと思った。

そして特段なにかできているわけではないと思っていた35歳だけど、思えばYouTubeに動画を投稿し始めるという新しいことを始めていたのを思い出した。一応クリエイティブではいられている気がする。

Astroを試す

ちょっと前に流行り始めたUIのフレームワークAstroを試し始めている。

astro.build

いわゆるSSGのためのフレームワークSSRもできるという感じ。とにかく速さにこだわっている作りらしく、コンテンツ系のサイトを作るのに向いているとのこと。SSGはGatsbyとかVuePressとかいろいろあるけど、その中で独自の .astro ファイルというもので作れたり、ReactとかVueとかのフレームワークも使うことができるのが特徴的。他にもAstro IslandとかただのSSGとは違う機能を持っている。

自分は新しくブログを作りたいなと思って色々触り始めている。新しいプロジェクトを早く作れたり .astro ファイルがVueのSFCっぽかったりして結構いい感じだなと思っている。ファイルベースでルーティングされるのも良いし、レイアウトの作成もそんなに違和感なくできる。

以前はVuePressを使っていたのだけど、Vue2から3へのmigrationでblogのテーマが更新されなかったりして辛かったのだけど、今度からはAstroを使っていこうという気持ちに今はなっている。VuePressの場合はVueのアップグレードが問題になったから不幸な出来事だったのだけど、結局UIフレームワークの進化に周りのエコシステムがついていけないと同じことが起きるので、その点はAstroだと別のUIフレームワークを使ってSSGのフレームワークを作っているというわけではないから似たような不幸はないかなと考えている。

一方であまり良くない点もあるにはあって、 .astro ファイルはHTMLを書く部分でjsxやvueファイルのディレクティブのようにJSを書けないので、一つのコンポーネントを変数を渡して複数表示させたい場合ちょっと苦労することになる。そういう点はやはりjsxやvueファイルは良くてきているんだと思う。ただAstroではそこを補えるようにjsxも使えるから、ちょっと書きづらいなと思うところはjsxを使えばいいのだと思う。その場合Reactのアップデートには要注意ということになるのだけど。

まだ触り始めたばかりでちょこちょこブログを作っている段階なのでまだちゃんと評価できる感じではないのだけど、それでも今のところ足りない点はあるけど十分カバーできる柔軟さはあるなという印象。じっくりプロダクトを作っていきたい。

聞く技術聞いてもらう技術を読む

積読していた「聞く技術聞いてもらう技術」を読んだ。

著者の東畑先生の著作は以前も読んでいて、「何でも見つかる夜に、こころだけ見つからない」という本だった。

この本も結構好きで、読んでいた当時精神的に参っていたのでわりと助けになったのを覚えている。

聞く技術聞いてもらう技術は聞くことと聞いてもらうことの繋がりについて書かれており、小手先の技術の紹介や東畑先生がかつて書いたコラムを例に出して聞くことと聞いてもらうことの意味について解説している。

聞くということは実は結構難しいことであり、相手の言っていることを言っているままに聞くのはテクニックが要る。余裕があるときは聞くことができるが、余裕がなくなるとき人は簡単に聞けなくなる。そして話を聞けなくなるときは自分自身が話しを聞いてもらえないときであるとも言う。聞いてもらうためには環境を整える必要がありそのためには日常で関係性を構築していく必要がある、

聞いてもらう技術で結構身近なところで使えそうだなと思った。例えば上司との1on1ではちゃんと聞いてもらうために環境を整える必要があるんじゃないかと思った。いきなりオフィシャルな1on1を設定しても身構えてしまって何を話せばいいのかわからなくなるけど、日々の関係を構築できていれば色々なことを話せるようになるかもしれない。ただいきなり上司との関係を構築するために身近によったりするのは抵抗があるし、だいたいリモートだから関係性構築は普通に難しい。こういうことを考えるとリモートワークでの関係性構築って結構重要な課題だなと思ったりする。コミュニケーション不全でつらい思いをしている人は結構いるんじゃないだろうか。

話を聞いたり、聞いてもらったりするためにはどうすればいいか。色々示唆に富んだ本だった。