チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

青森へ富野由悠季の世界展を見に行ってきました

先週末だけど青森へ富野由悠季の世界展を見に行きました。

www.tomino-exhibition.com

富野由悠季といえば言わずと知れたガンダムの監督で、他にもスパロボ等でお世話になったロボットアニメの監督もしていることも有名です。今回の展覧会は富野監督の仕事を貴重な絵コンテや企画書、設定資料や販促のポスターなどを通じて見ていこうというものでした。

場所は青森県立美術館青森駅からバスで30分ぐらいのところでした。

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静かでいい美術館でした。

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いい笑顔の富野監督。

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エントランスにはイデオンとハロ。

展覧会は富野監督の幼少時代の作品から始まり、虫プロ時代の仕事、自身が監督したロボットアニメの仕事と続いていきました。

結局全部見ていくのに5時間以上かけてしまったのですが、それぐらい濃厚ですごい展示でした。富野監督といえば視聴者を突き放したような残酷な展開や、正義とはなにかなど、ただ楽しく見れるだけのアニメを作らないというのが個人的な印象でした。今回の展覧会ではアニメの企画書などを通じて何故そのような展開にしていくのかや、その作品で実現したいことを知ることができ、富野監督が表現したかったことを伺い知れて面白かったです。

取り上げられた作品はやはりガンダムが多かったのですが、イデオンが占める割合もかなり多くて興味深かったです。イデオンの企画書や設定画。イデとはなにかのコラム。この展示会を企画した人はガンダムも好きだけどイデオンも好きなんだろうなと思わされました。

また個人的に驚いたのが富野監督の幼少時代の作品がまだ残っていて展示されていて、しかもそのクオリティがかなり高かったことです。特に中学生の頃に描かれた戦闘機の三面図などは、すでに監督の素養が芽生え始めているようで面白かったです。

とにかく資料の量が多くてじっくり見ていくと1日かかってしまうような密度の濃い展覧会でした。図録の厚さもかなりのものでこれだけ読んでいても半日使ってしまいます。まさに富野由悠季の世界が詰まっていました。何気にガンダム以外はちゃんと全部見ている作品が少ないのでこれを期にちゃんと見ようかなと思いました。とりあえずイデオンあたりを攻めていきたいところです。

そういえば展覧会の物販で富野監督の「映像の原則」が売ってたので思わず買ってしまいました。これを読んで原則を知ると映像作品を見るときに学びが多そうです。

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)

  • 作者:富野由悠季
  • 発売日: 2011/08/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

余談

青森へは泊りがけで行って初日は酸ヶ湯温泉に泊まりました。湯に浸かるとひっかき傷が露骨にしみる強い酸性のお湯ですごい温泉でした。

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さらに余談

青森行きの新幹線を乗り過ごしたんですが(寝坊で)、全席指定の新幹線でも乗車券さえあればデッキに立って乗ることができることを学びました。