チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

車の凹みを自力で直した話

車を買って乗るようになって1年以上経ったのですが、やはり乗るようになって日が浅いうちだといろいろぶつけたりなんかして凹ませたり塗装が剥げてしまうこともしばしばでした。

その中でも大きめの凹みを長いこと放置していたのでGWの休みを利用して自力で修繕してみました。

凹みの状況

凹みの状況は写真のような感じでした。

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しばらく放置していたのでサビが出ています。これを修繕していこうという話です。

修繕の方法はいろいろ調べてみた結果99工房の補修ナビがいろいろ詳しく、必要な材料も書かれているのでこのサイトを参考にすすめていきました。

www.99kobo.jp

修繕の流れをざっと書いていくと。

  1. サビ落とし&凹み周辺の塗料落とし
  2. パテ盛り&パテ整形
  3. プラサフ吹き
  4. ボデーペンで塗装

という流れになります。

サビ落とし&凹み周辺の塗料落とし

まずは修繕する場所のサビ落とし&塗料落としを最初に行います。

修繕場所が低いこともあり結構大変でした。350番の耐水ペーパーを使ってガシガシサビと塗料を落としていくます。

最終的に次のようになりました。

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凹み全体にパテを塗ることを考えると、もう少し広めに塗料を落としておきたいところでしたが、塗料を落とすのは結構力仕事なのでサビが取れて割れている塗料が落ちていることを確認したところで切り上げています。パテは金属によく食いついて樹脂には食いつきにくいという話なので、本当だったら限界まで削ったほうが良さそうです。

使った道具は以下。

パテ盛り&パテ整形

次に削ったボディにパテを塗っていきます。

パテを塗る前に表面を脱脂しないと食いつきが悪いらしいので、シリコンオフというスプレーを吹いて脱脂します。その後プラモで使うようなポリパテを練ってボディに塗っていきます。

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全体を隠すようにパテを塗り込みました。余計な部分を350番の耐水ペーパーを使って形を整えます。

次に違う種類の厚塗り用パテを塗って表面を整えます。

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パテが硬化したら違和感がないように削っていきます。

最終的に次のようになりました。

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凹みにパテを熱く塗った都合上周りの凹んでない部分も耐水ペーパーで削るので割と塗装のハゲは悪化しているように見えます。凹みを修繕するときは割と凹みの周りの塗装も影響を受けることを学びました。

使った道具は以下。

プラサフ吹き

凹みをパテで補修できたら次に下地を吹いていきます。プラモデルで言うところのサーフェイサーです。自分の車は白い車なので白いプラサフを使用しました。

いよいよ色を塗っていく工程に入るので塗料が他の場所につかないようにマスキングして行いました。また色を塗る前にも脱脂をしておいたほうがいいらしいので個々でもシリコンオフを事前に吹きます。

プラサフを吹いた結果次のようになりました。

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スプレー缶を使った塗装のコツは一気にやろうとしないで少しずつ回数を重ねて塗っていくのが大事らしいです。白い車であったことが幸いしたのかプラサフを吹いただけでもそれなりの見栄えです。

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ですがマスキングを外すとくっきりと差がわかります。この段階では塗装とマスキングしたところの間に段差ができてしまっているので1000版の耐水ペーパーで段差を落とす必要があります。指先で段差がないことが確認できたら次にいよいよ塗装です。

使った道具は以下。

ボデーペンで塗装

いよいよ塗装です。ボデーペンで塗装する流れはプラサフのときと同じようにマスキングを行い、塗装する前にまたシリコンオフで脱脂し、その後塗装していきます。

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自分の車の塗料の番号と同じボデーペンを使い塗装を行い、艶出しをするためにクリアも吹きました。ここまでやったらあとは乾燥するのを待って完成です。

使った道具は以下。

まとめ

頑張って凹みを修繕しました。道具もいろいろ買ったし、時間も6時間以上かかりましたがやりきった感があって満足しています。初めてやったにしてはそこそこいい感じに修繕できた気がしています。

自分でやってみて思いましたが、車の凹みを直したり塗装を修繕したりするのは結構な労力がかかります。車の修理の見積もりとか見て高いなと感じることがありましたが、この労力を考えるとそれぐらい出すべきだなと思わされます。

とりあえずやってみて凹みぐらいなら自分でなんとかできる自信が付きました。車をよく見てみるとポツポツ塗装のハゲや傷があったりするので少しずつやっつけていきたいと思います。

最後に完成したものを貼っておきます。歪みや気泡のあとが多少ありますが遠目には気づかなそうな出来になりました。満足です。

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