そろそろ年の暮れということで修士論文に着手しはじめています。今までの学生生活の総決算ということでちゃんとやらないとなぁと思ったりしてます。
そこでふっと思ったのが、修士論文ってのは自分の人生で行ってきた創作の中ではかなりの大作になるんじゃないかということ。かけてきた時間やそれに費やしてきた思考などの諸々が一つの論文という作品の中に綴じ込められるわけだ。人生の中で己が主体として作る創作の中で凡人が唯一大作と言えるものが作れるとしたら修士論文に他ならないのではないだろうか?
とまぁそんなこといったら博士後期課程の人や現役で研究を行っている人に鼻で笑われそうな気がする。でも博士課程にいく人や研究をする人ってのは決して凡人じゃないと僕は思ってたりする。凡人がいけるところの限界はせいぜい博士前期課程、つまりは修士なんじゃないかと思うのです。最近では職業訓練として院生になる人も多いと聞きますし、やはり凡人の中でいける限界は修士なんじゃないかと。
そしてその凡人の限界たる修士課程の人が作る創作物、つまりは修士論文は凡人が作り得る大作の一つなんじゃないかと思うのです。
とこのように自分は創作者だ、大作をつくるんだという気概でやることにより現在モチベーションを保っています。そうやって自分をだましたり鼓舞したりしないと章立てを済ませたばかりでそのあとが真っ白なWordのドキュメントを埋める気力が出ません。創作者とはこうも大変なものなのかと、世の中の表現で食べている人たちを尊敬しちゃったりしています。
さて、図と表を用意しないとな。