チーム外の人との1on1
最近何となく仕事での悩みが深く、どうしたものかとまた悩んでいたとき、ふと前の職場で斜め上のメンター制度というのをやっていたのを思いだした。これはチーム内ではなくチーム外の人と1on1する制度で、直接利害関係がある人ではないがゆえに、本音や弱音などが出しやすく、またメンター側も客観的なアドバイスを出しやすいという利点のある1on1制度であった。
直接利害関係のある人同士でがっつり意見を交わし合うというのがベストであると考える一方、関係性の構築や自身のコンディションから来る問題などから直接相談するのが難しかったり、全然違う新鮮な意見を聞きたい場合などは有効であり、今回の自分の場合だと外の人からアドバイスを貰う方がちゃんと話せるし聞けるだろうと思い、会社内の同じエンジニア組織の別チームにいる方にお願いして1on1をしてもらった。
話してみて、その方がマネージャ経験もあり、自分の抱えている問題にアプローチできるフレームワークも持っていたのでいろいろ話を引き出して貰えてとても助かった。最終的に自分自身で気づきも得られて、これからどうしていくかもある程度算段がついたのでとても有意義な1on1になったので良かった。やはりいろいろやってみて話してみるものである。
今回の1on1に当たって自分は弱音を吐きたかったというのがあったなと思った。弱音ってなかなか話せない。話すと何か悪い影響を及ぼしてしまう気がして話せない。こういうときはチーム外の人というのはとても良い距離感である。本当はチーム内で相談できるのがベストだとは思いつつ、それができるようになるには時間が必要だと個人的に思う。最終ゴールはチーム内で全て完結できることだと思うが、いきなり最終ゴールの形でやる必要はない。
思えば入社して半年経つ。開発職に戻って半年とも言える。そりゃ悩みも出てくるというもの。なんとか乗り越えて、自信をつけて安定感を出して生きたいなと思う今日この頃。
新海誠祭り
先週の金曜日は有給をとってリフレッシュする日にしていた。休日も含めて4連休になる。明日もまだ休み。とても助かる。
平日に休みを取って何をするかというと大抵映画を見ることにしている。今回は「すずめの戸締まり」を今さらながら見た。一人で見てたけど泣きながら見てた。新海誠は本当に泣かせるのがうまい・・・。
普段モンスターが出たり銃撃戦だったり、だましだまされしているような映画を見るのが好きなんだけど、正直リフレッシュ目的には向かない。うまく言語化できないけど、新海誠作品とか心が震えるというかエモーショナルな作品の方がリフレッシュするには向いている気がする。そういう目的にはすずめの戸締まりはうってつけだった。感情移入と、救いがポイントかなと思ったりしている。
すずめの戸締まりを見た後、なんとなく君の名は。も見たくなって見たんだけど、何度目かの視聴だけどやはりよい。理想の東京。瀧の住んでる東京に良さを感じっぱなしの二葉にむしろ共感する。
思えばここ最近の新海誠作品には破壊的な災害を扱っていて、君の名は。は隕石、天気の子は異常気象、すずめの戸締まりは震災と自然が及ぼすどうしようもない災害に登場人物は関わっていく。人が手を及ぼすことのできない災害を相手にそれぞれアプローチが違うけど対応していき、全部に共通するのは最終的には登場人物は何らかの形で救われるということ。登場人物が救われる様に、見ている自分も癒やされる。そんな感じがしている。
よくあるボーイミーツガールものであり、その上に災害を載せて揺さぶり、最終的には救われる。自分が学生の時にはまっていた漫画やゲームも似た構図の作品が多いので、そんな青春時代に得てきた物語の延長線上に新海誠がいて、自分のようなおっさんはそこにノスタルジーを感じながら癒やされているんだなと思ったりしている。やはり新海誠好きだわ。エロゲーのPVの時からずっと好きでした。もっと作品出してください。お願いします。
余談だけど、新海誠とか細田守とかの映画を見ると、何故かそこに帰りたいと思ったりする。都市や田舎の描き方がそう思わせるんだなと思う。新海誠の東京とか凄く綺麗だし、細田守の田舎は誰しもが心に持つ田舎の風景そのものだと思う。そこに行きたいし何なら帰りたい。そこに現実はないというのに。そう思わせられる映画監督としての新海誠と細田守。得難い存在だなぁと思う。
新海誠は大体2~3年周期で作品を出しているから、すずめの戸締まりが2022年だったので多分来年あたり新作でるんでないかと期待している。細田守は3年周期で竜とそばかすの姫が2021年だから今年出してもいいはずだけどまだ情報はなし。細田守も多分来年かな。