チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

週報 2024/06/16 関心領域。ツインスター・サイクロン・ランナウェイ。家探しマンション編

関心領域を見てきた

何かと話題の関心領域を見に行ってきた。

happinet-phantom.com

ナチの悪名高き強制収容所アウシュビッツとその隣に住むルドルフ・ヘス一家の幸せな暮らし。その幸せな暮らしを映す一方で、壁の向こうからは叫び声や銃声が聞こえてきて、大きな煙突からは黒い煙が立ち上っている。終始重低音が響き不安で重苦しい雰囲気なのだけど、映っているのは幸せなホームドラマ的な場面。幸せな家庭とそこかしこから伝わる不穏さがアンバランスで、ちょっとしたホラー映画感があった。

ルドルフ・ヘス一家は確実に壁の向こうで行われていることは知っている。知っていてなお幸せな家庭を営もうとする。ユダヤ人を人扱いせず搾取するのも彼らにとっては当然のことで、そこには良心の呵責などないように描かれていた。何とも恐ろしい描かれ方だったと思う。

この映画を見るに当たって、このポッドキャストが理解の助けになった。

open.spotify.com

ここでお話ししている田野先生はちょっと前に読んだ「検証ナチスは『良いこと』もしたのか?」という本の著者の一人でこれもとてもおもしろかった。

最近ナチスとか過去の戦争での戦争犯罪周りに興味があって、ちょいちょいこういう本を読んでる。読んでいて気持ちのいいものではないけど、いままでぼんやりとしか知らなかった過去の解像度が上がって、続いて現在の世界情勢の解像度も上がるのでおもしろい。おもしろいと言ってしまうのは若干はばかられるのだけど。

どうでもいいけどある作品を評価するとき、おもしろいだと角が立つ時って結構ある。funではなくinterestingな感じをどう表現するかが課題。興味深いで良いんじゃないかとも思うけど、映画見た後興味深かったっていうのはなんか違うかもって思ったりする。funではないが総じてプラスな印象をどう伝えるか。やはり興味深いだろうか。

ツインスター・サイクロン・ランナウェイの漫画を読んだ

百合SF、ツインスター・サイクロン・ランナウェイの漫画版が出ていたので読んだ。

小説が原作で少し前に読んでいて、ブログに感想書いてるかなと思ったけど書いてなかった。簡単に言えば宇宙・漁師・百合なSFで、SFギミックで宇宙での漁を表現し、そこにジェンダー問題とそこからの逃避でキャラクターが動かされているガールミーツガールな小説だった。ちょっと雑な紹介だけど多分あってる。

宇宙で漁をするという謎の展開がおもしろい。何を捕るかは説明するのも野暮なので読んで貰うのが良いと思う。人間が宇宙に出てもジェンダー問題があるという展開は読んでいてしんどい面も有るけど、いちおうそれなりの理由があってそういう社会になっているし、そこに反発する話でもあるので読んでいて割とスカッとする展開もある。主人公カップルの関係性も読んでいてニコニコしたりモヤモヤしたりドラマがあってよい。じれったい関係からお互いを知って仲良くなっていく過程というものはとても良い。最新刊では世界観がぐっと広がって、されに今まで謎だったところが明らかにされていてってこれからどうなってしまうのかとても気になるところで終わっている。最新刊が出るのが楽しみ。

漫画の方はたなかあひるという方が描かれている。この方はXでフォローしていて、かわいらしい絵を描いていたので結構前からいいねとかしていてちょっとしたファンだった。そんな方が今回コミカライズをしていると言うことで、割と自分としてはうれしいことずくめなコミカライズになっている。ゴリゴリ書き込む感じの方ではないので、原作を読んでいる人の中ではイメージ違うかもと思う人もいるかもしれないけど、自分は好きなので全然OK。願わくはコミカライズも併走してやりきってほしい。ファンレターとか送ればいいんだろうか。

家探しマンション編

マンションを探し始めたというのは昨日書いた。

www.chirashiura.com

マンション高いから結構絶望しているけど、それは東京に近くしかも総武線沿線という条件がそのまま値段にのっているということなので、東京から離れて総武線を候補から外すと割と現実的なラインが見えてくるのではないかと思ったりしている。あと新築にこだわると厳しいのかもしれない。新築だと設備が凄いから魅力的なんだけど、少々過剰だなとも思ったりするのでそこを重視しないと決断すれば中古でも全然よさそう。まぁ中古でもそれなりに高いんでしょうけど。

とりあえず情報収集しつつ、見学したり営業さんから話聞いたりして決めていければと思う。