RubyKaigiへ行ってきた
毎年恒例RubyKaigiへ行ってきた。今年転職をしてもう会社でRubyを使うことも無くなったのだけど、つい好きで来てしまった。今年は沖縄で開催なので、半分リゾート気分で参加していた。
相変わらず発表の5割以上は自分の理解できることの範囲外だったけど、面白い発表は笑えたし、便利なgemをいくつか知ることができた。そして何よりRubyKaigiの雰囲気はソフトウェアエンジニアとしてのモチベーションを高めてくれる。RubyKaigiはテック系カンファレンスの中で最上級のハッカー気質を持っているため、そこに参加するだけでなんかできるソフトウェアエンジニアになった気がするのがよい。こうやって毎年こうありたいものだと思わせてくれるカンファレンスはそうない。
今回のMatzのキーノートで色々おもしろいことを聞けた。パーサーでprismとlramaを健全に競争させているとか、namespaceが機能するようになったらRubyが4.0になるとか。
パーサーの話は同じプロダクトを開発していながらそこに競争の原理があるのが新鮮だった。これは多分RubyがMatzを中心に開発しているけどMatzがすべてを決めているわけではない(最終的にジャッジはするけど)のが現れているなと思った。あとパーサーの開発のためにRubyの構文を1年間変えないという決断をしようとしているのも興味深かった。パーサーの競争で文法が増えることで余計な負荷をかけない配慮だそう。そういうジャッジもするんだなと驚いた。
namespaceは単純にこれがあるとかなり便利な機能なのでワクワクするし、MatzからRuby 4.0という言葉が聞けたのがよかった。実際はnamespaceだけでなくパーサーとかいろいろな機能が追加されて出てくるんだろうけど、あと2年ぐらい経ったらRuby 4.0になるんじゃないかと期待している。その頃には型も多分今より使いやすくなっているんだろうな。楽しみである。
次回は愛媛松山で開催とのこと。四国はそういくタイミングがないので楽しみである。
アフターパーティもかなり楽しんだ。今年もRuby Music Mixinで友人のDJを鑑賞した。
沖縄観光。中城城跡
沖縄最終日は観光の日にして、ちょっと言ってみたかった中城(ナカグスク)に行ってきた。
中城は沖縄の中でもっともよく形が残っているグスクらしく、しっかりとした城壁やそこからの景色を眺めると、要所に作られた重要なグスクだったのだなと思わされる。あと石の積み方が郭によって違っていて技術の進歩が見られるのが面白かった。
遺跡感がすごく、崩れ落ちているところも所々あるため、エルデンリングでみた廃墟のようだなとゲーム脳の自分は思ってしまった。実際グスクの中を歩くとRPGの主人公になったような気分になった。なかなか得がたいところだったので本当に来てよかったと思った。
ほかにも浦添城というグスクもあって、それは中城ほど残っておらず、城壁もあとで復元したものだったけど、これはこれでなかなか良かった。ちなみに映画ハクソー・リッジで有名になった場所らしい。
ここには琉球王国王家の墓もあってこれも立派で良かった。
いまさら三体の第一巻を読み終える
道中の飛行機などで暇なときに三体の第一巻を読みすすめていったのだけど、ようやく読了できた。三体とてもおもしろかったです。
最初は中国の文化大革命の混乱が描写されていてなかなかつらかったが、現代に移り徐々に地球三体協会との接触や、三体星人についてわかってくるたびにぐんぐん引き込まれていってとてもおもしろかった。久しぶりに世界観がとても巨大なSFを読めて満足感がすごかった。
一巻を読み終えてこれがまだ序章であることを知ったので、二巻目もさっさと読み勧めたい。あと沈黙の春も読みたくなった。
三体を読んでいてちょっと難しいと思ったのが、登場人物の読み方で、中国語でなく日本語で適当に読み仮名ふって読んでしまいがちである。これも多分読んでいくうちになれるとは思うけども。
モチベーションが高まった一週間
RubyKaigiを通じてモチベーションが一層高まった。これからもソフトウェアエンジニアとして精進していきたい。Rubyも久しぶりに書きたくなった。CFPになるようなものはないけど、なにか出せたら凄くいいんだけどな。