近況
最近論理的に考えるとやるべき事は分かるけど、感情がそれを実行不能にしていると言うことが多い。要領の良い人はそこをうまく分離してうまいことやるのだろうけど、自分はまだ修行が足りないせいかうまくコントロールできない。
事態をうまく説明するのが難しい。古典的な問題として人間関係があり、企業やチームに所属する人間としての求められていることの誤差、あらゆるものへの不信、組織における自分の居場所について。いろいろ複雑に絡み合い解きほぐすのが難しい。深刻に考えすぎているきらいもある。
自分が培ってきた経験や考え方の癖が邪魔をしているという感覚があるので、アンラーニングについて調べたり、決断として抵抗をしないということをしてみたりいろいろな方策をとろうとしているが、感情が問題であるがゆえにそう簡単ではなく時間がかかる印象がある。
自分がよく読むブログの記事に今の自分によくフィットするものがあった。
自分が起きている問題を他人事のように判断できれば、自分の苦しみの何割かは解決できそうな気はしている。
アンラーニングについて調べたり、ストア哲学に触れるなどして、最近は総じてなんとか解決しようと試みを行っている。これは解決しないといけない問題だと自分が思っているからだが、ふと思うのは本当に解決しないといけないことなんだろうかということ。変に解決しようとして苦しむより、解決しないという方向もあるのではないか。良くなろう、解決しようという試みが、本人を蝕むのであればいったん解決を保留にするというのも1つの手ではないかと。
これはいわば逃げの発想ではあるのだが、逃げたって良いではないか。人間は万能ではない。もちろん人間良く生きれるようにありとあらゆる考え方を試し、問題を乗り越えていくことは尊いし偉大である。だが、現在の自分では乗り越えられない問題もある。いったん保留にすることがそれほど悪いことだろうか。自分は、今の自分は乗り越えることができないという経験を得た。それで十分ではないか。逃げたからと言って自分に価値がないわけではない(他人にとってどうかは知らないが)。
とはいえ全てをご破算にする逃げ方をするわけではない。苦しむ要素から逃げるだけでよい。環境が辛ければそこから距離を置き、何かしようとして辛い思いをするならそれを辞めてみる。自分にかかる精神的な負荷から逃げたり、負荷に対して抵抗をやめる。そして流れに身を任せる。必要なことをこなすにとどめれば何かをするエネルギーがまた戻ってくるはずである。エネルギーが十分たまれば、また問題に対して取り組むこともできるはずだ。
とりあえずそう考えるようにし、日々過ごしていければと思った。
バレンタインデー
バレンタインデー恒例の奥さん手作りスイーツを今年もいただいた。
台湾カステラらしい。しっとりとしていてとてもおいしかった。
こういう小さな幸せの積み重ねが生きる原動力になる。人生が辛いとき、こういう小さな幸せを思い出したい。
新しいイヤホンを買った
自分を元気づけるため、もしくは散財するために新しいイヤホンを買った。
実はJREポイントを目一杯使ったのでそれほど散財はしていなかったりする。
初めてのノイズキャンセリングイヤホンだったので、電車内での体験の良さに感動した。今まで使っていたAnkerのLibirty Air 2とはだいぶ違う。いい買い物だと思った。気が向いたらLibirty Air 2との比較をブログにしたためてもいいかもしれない。
一方でノイズキャンセリングを有効にした状態で外を歩くと、普通に車の音とかに気づかないのでけっこう危ないという当たり前の事に気づいた。自分が住んでいるところは道が狭いのでそこは気をつけないといけない。
ホットクックを借り始めた
ほっておくとおかずができるという体験は素晴らしいのではないかと思いrentioでホットクックを借り始めた。
これも前評判通りかなり良いものだった。煮込み料理はなんだかんだでコンロの前から離れられないけど、ホットクックだったら問題ない。調理している間くつろいだり、他の仕事をしたりする時間が生まれるのは、忙しい現在社会の人間にとっては素晴らしいことだろう。
まだカレーぐらいしか作れてないけど、無水カレーを作るためだけでも持っておく価値はあるのでは?
当たり前の事だけど材料を切ったりするのは自分でやらないといけないから、そこはまぁ15分くらいキッチンに立つ必要はある。あと、レシピによっては2回ぐらいスイッチを入れないといけないのもあるので、完全にノータッチというわけにはいかない。まぁそこは作るものを厳選すればよい。
まだ使いこなせていないけど、よく作る料理とかをメモしておいてさっと作れるようになると良さそう。次は角煮に挑戦してみたい。
読んだ本、読み始めた本
先週はあまり読めなかったけど、今週は少し読めた。
読んだ本
- ウクライナ戦争
読み始めた本
- Search Inside Yourself
- 零合
第ウクライナ戦争
ロシア関連の書籍でおなじみの全裸中年こと、小泉悠さんの書籍。昨年の2月からはじまったウクライナ戦争についての戦前から現在(2022年9月まで)の戦況解説と、この戦争をどうとらえればいいかの評価が書かれている。
自分はこの戦争をどうとらえたらいいのかに関心があったので読んだのだけど、軍事的にマニアックなところまで知ることができて興味深かった。読めば読むほど、この戦争を終わらせるのはプーチン次第という気がしてしまい暗澹たる気持ちになる。
どう転んでもこの戦争は世界の武力に関する認識を大きく変えたので(日本も防衛費を上げた)、世界は新しい冷戦に突入してしまったのだという認識を持たざる終えない。もちろん戦争は反対だけど武力侵攻には備えないといけないとどうしても思ってしまう。
この分野に関しては引きつづき関心を持って見ていきたい。
Search Inside Yourselfと零合
Search Inside Yourselfはちょっと古い本だけど、最近精神的に参ることが多いのでこの本でマインドフルネスを学んでみようと思い読み始めた。
少々解説が回りくどいというか、マインドフルネスを取り入れるとどういう素晴らしいことがおこるかと言うことがこれでもかと詰まっていて、結局どうすれば良いの?というところになかなかリーチしない感じがして難しい本だった。まだ40%ぐらいしか読めてないから先が長いけど、結局どうすれば良いかをあとの60%で知れるとうれしいのだけど。
どうもGoogleやマインドフルネスを取り入れる人たちのサイドエピソードの中に実践的な方法が書いてあったりして読みにくい。割と翻訳されて日本に入ってくる本ってそういうのが多い気がしてしまう。
零合はなかなかめずらしい百合文芸雑誌。
百合というと、可愛い女の子がきゃっきゃうふふなまんがタイムきらら的なものが昨今多いけど、ここで書かれる短編はそれに比べるとなかなかハード。女性同士の関係性に着目しそこにある恋愛とも友情ともとれる要素をかなり研ぎ澄ませている印象がある。
エンタメでもあるので読んでいておもしろいけど、癒やしを求めると凄いカウンターが来ると思うので注意。僕はこういうのは大好物なので今後も楽しみな雑誌になってくると思う。
Kindle Unlimitedで読めるのもよい。