チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

低音難聴とつきあいはじめた話

この記事は難聴 Advent Calendar 2022 の17日目の記事です。

自分の難聴は去年の初夏ぐらいから起こり始めました。朝起きるとごーっという低い音がずっと聞こえ、耳が詰まったような不快な感覚が続いたのが始まりでした。ググってみたところ(症状でググるなという有名な警告は横に置き)、もし突発性難聴だったらすぐに病院へ行かないと聴力が戻らなくなると知り、慌てて耳鼻科に駆け込み診断を仰ぎました。医者の先生によると「低音難聴」だということでした。低音域が聞こえにくくなる耳の病気とのことでした。

原因は環境の変化によるストレスや疲れからくるものらしく、当時の自分はかなり思い当たるフシがありました。仕事で役割が変わりチームを引っ張る立場になって、うまく行かないことが多かったのです。とはいえとりあえず突発性難聴でないことに安心しました。しかしストレスが原因ということはそのストレスのもとをなんとかしない限りまた起こる可能性があるということであり、当時は先行きの見通しが全く立たなかったことから割と暗い気持ちになったのを覚えています。

処方された薬は、ビタミン剤やら何やらと悪名高き「イソバイドシロップ」です。このイソバイドシロップ、今まで飲んだどの薬よりもまずい。あまりにもまずいのでググってみるとイソバイドシロップをなんとかして飲む方法がいろいろ書いてあり、皆の苦しみを知ることができます。

読んだ記事によるとイソバイドシロップは甘みが加えられているタイプとそうでないタイプが有るようで、自分は前者でした。その味を表現するなら、苦甘くあとに喉の奥に味が残るようなしつこい味です。味が口の中に残るので水なりなんなりで洗い流さないと辛いし、うっかり喉の奥に薬が張り付くとはじめはむせて辛いし、味が長く残り続けるのでとても辛いです。辛いと書きすぎましたがとにかく辛い薬です。

イソバイドシロップはとにかく辛い薬なのですが、飲むとてきめんに効果があり耳が詰まったような感覚はしばらくすると消えてしまいます。効果は確かなので嫌でも飲むしかないのも辛いところです(また言ってる)。ですが自分は飲み続けるたところなんとなく味が嫌じゃなくなってきました。飲み始めはあんなに辛かったのにも関わらず。慣れとは恐ろしいものです。

早めに耳鼻科に行き薬を飲むことで、去年の夏の難聴はなんとか対応できました。薬を飲み続けて2週間ぐらいで耳の問題はすっかり解決したのです。願わくは二度とこの病気にはかからなくなることを願いました。ところが今年の初夏、残念なことに再発しました。

状況としては去年とはまた違いましたが、ストレスというか負荷がかかっている状態が続いており初夏を迎える頃に発症しました。だいたい同じ時期に発症したことから、ストレスにプラスして季節の変化で暑くなってくる頃に発症しやすいのかもしれないなと思いました。

二回目ともなると慣れたもので、すぐ耳鼻科に行き薬を処方してもらい飲むことで今回も対応できました。とりあえず薬でなんとかなるとわかっていたので去年よりは気が楽でした。しかし、ストレスと夏が組み合わさると発症しやすいことがわかり始めたので、来年の夏が若干憂鬱です。できれば来年の夏は負荷が少ないことを願うばかりです。

とまぁこのように自分の難聴は去年からはじまり、今年も発症しました。この様子だとおそらく来年も同じごろに発症します。厄介な病気を持ってしまったなと憂鬱になるところですが、とりあえず耳鼻科へ行って薬をもらえばなんとかなるということはわかっているのでまぁあまり深刻に考えずに夏の風物詩的な気持ちでつきあっていければいいのかなと思っております。

30代も後半を迎えて健康に関する問題が増えてまいりました。加齢とは辛いものですね。