チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

今年一番のアウトプットについて

この記事は LAPRAS Fans Advent Calendar 2019の8日目の記事です。

LAPRAS Fans Advent Calendar 2019のテーマは「アウトプット」なので個人的に今年一番のアウトプットについて書いていこうかと思います。

今年一番のアウトプット

今年一番のアウトプットは技術書典6~7で出した「コンテナ時代のWebサービスの作り方」になります。

tomato360.booth.pm

tomato360.booth.pm

自分が「楽描帳」名義で出している同人誌では過去最高の頒布数を誇り、物理本はイベントでの頒布で400部以上、ダウンロード版はboothでの販売で200部以上というすごい結果になりました。他のサークルを見渡してみれば自分の売上数以上の人は結構いるのでそんなものかと笑われてしまいそうですが、個人的にはかなりの快挙でした。どうでもいい話ですがコミケで出す同人誌がこれぐらいの規模で売れないのが苦しいです。まぁ技術書典の方は本業でやってることがそのままアウトプットにつながるので成果になりやすかったのかと思いますが・・・。

執筆時のちょっとした裏話

「コンテナ時代のWebサービスの作り方」の下地はほとんど自分のWebアプリケーション開発でやったことを元にしています。当時Herokuで動かしていたWebアプリケーションをAWSに載せ替える際に残したコードとメモを元に本を作りました。

ちなみにその時AWSに載せ替えたサービスがこれです。

twipica.com

本で書かれているようにAWSのECSでコンテナを動かしています。

載せ替える際のメモと実際に動くコードはあったのですが、それを文書化して手順通りにWebサービスがデプロイできるように調整していくのがすごく大変で、実際に技術書典6で出すための締切の2週間前にようやく第一稿を出せました。その際レビューしていただいた元同僚の id:tmknom さんにはとても感謝しています。第一稿ののち何度か修正して入稿できました。

一番大変だったのが実際にサンプルのWebサービスを構築するところで、実際に書いてみるとTerraformで書かれているコードで自分がよく理解できていない部分を発見したり、自分の場合はうまく言ったのに新しく作ったときうまくいかなかったりと結構苦労しました。自分のサービスではSpotFleetを使っていたのですが、どちらかというと初心者向けの本にいきなりSpotFleetはないだろうと思って普通のEC2インスタンスにしたりと、初心者がほしいと思う情報にできるだけ絞って書いていきました。

最後まで書いたら一度全部最初からやってみてうまく行くかを確認して、詰まったらどこで詰まったかを確認して本に反映するなど、サンプルが出来上がってもやることはたくさんありましたがなんとか形にできたのは今思えばとても良かったと思っています。

それでもTwitterやブログの感想を見ると最後までたどり着かなかったり謎のエラーでWebサービスを構築できなかったりといった感想がちらほら見られたのでなかなか難しいものだと思ったりしました。

来年のアウトプットについて

今年のアウトプットはこれまでにして来年のアウトプットについて考えます。

技術書典に関してはだいぶ書けるネタもなくなったのでいったんおやすみしようかと考えています。個人開発や仕事を通じていろいろインプットして書きたいものが出てきたらまた参加できればと思います。

なので来年のアウトプットはとにかく個人開発に注力していく予定です。さしあたって新しくWebサービス作りたいですね。あとちまちま作っている俺の考える最強のエクスプローラーをある程度完成させたいところです。