チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

開発メンバーが退職したときのお気持ち

本記事は[退職者 その2 Advent Calendar 2018[(https://adventar.org/calendars/3243)の10日目の記事です。

adventar.org

今年の5月末に退職して現職に至ります。前職も現職も変わらずWebアプリケーションエンジニアをしています。会社が変わることによって使用する言語がRubyからPythonにかわりまして、文末の : 忘れや後置 if が使えないことに悩んだり、Railsと違ってDjangoはオートロードがなく逆に安心感を感じるなど言語の違いを愉しんでいます。

退職者アドベントカレンダーではあるのですが、退職者が言いたいことを言うというところだけお借りして、あえて退職された側の気持ちを綴ってみたいと思います。

主に自分が感じる気持ちなのであまり一般性がないかも知れませんがご了承ください。

メンバーが退職するとき残された側の思うこと

あるとき1on1の場などで一緒に仕事をしているメンバーの退職を告げられたとき、まずはじめに感じるのが動揺です。

彼または彼女(以降彼で統一。女性のメンバーの退職を経験したことがないため。)が抜けることによって今後の仕事はどう変わるのか、彼が作っていたbotの管理は誰が出来るのか、彼が推進していた取り組みはが誰が引き継ぐのか、etc...etc...。

特に退職していく人は優秀な人が多いので、目標や心のよりどころにしていることが多いです。そんな方が退職されると心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになります。

メンバーの退職時の喪失感は、開発メンバーが比較的小規模な場合ほど強いように思います。前々職は比較的大きなチームで仕事をしていたのですが、そのとき誰が退職してもそれほど心が動かされなかったことを思い出します。

退職者共有について

退職者がでると会社によってはその共有は慎重になります。どうして慎重になるのか、は会社によって思惑が違うと思いますが、これもチームが小さいほど慎重になるように思えます。前述したように1on1で初めて知ると言うことも結構あります。

退職者共有が行われたとき、大抵退職理由も聞くことが出来ますが上司を通じてなのでいろいろとフィルタがされています。退職者と親しい場合は退職理由を別の機会で聞くことが出来るのですが、そういう場合は若干食い違っていたりすることに違和感を感じることがあります。正直な話あまり心証が良くないので、本人以外から退職理由を伝えるのは辞めた方がいいんじゃないかと思ったりします。ただそういうことを伝える立場になったことがないので、そういうことをコントロールしないといけない状態というのもあるのかも知れません。

チームをマネジメントする立場になったことはないので浅はかな想像でしかないのですが、退職者共有に慎重になるのはチームの動揺によるパフォーマンス低下の危惧や、追っかけ退職者を防ぐためなのかなと思ったりします。或いはそれ以外のチームや会社的な決まり事の何かか。会社によってやはり違うとは思いますが、パフォーマンス低下や追っかけ退職者問題は問題がはっきりしている分対応は出来るのではないかと愚考します。

メンバーの退職に対してどう考えるか

メンバー退職に直面すると動揺するものですが、何故動揺するのかというと自分が退職するメンバーに対して何か依存しているからなのではないかと最近は考えています。

メンバーの入れ替えは会社に所属している身にとってはよくあることですし、それによっていちいち心を乱されるようであればそのメンバーに対して強く依存しすぎているのではないかと思います。何に依存しているかは人によって様々ですが、それに気づくことが出来れば精神的に強くなれるのではないかと思ったりしています。

仕事に不安を覚えるのであれば、その仕事を自分がやれるようにするなど逆に成長の機会と考えると前向きに慣れると思います。

まとめ

以上退職される側がぼんやり考えたことをまとめてみました。こうして考えを書いてみると自身の未熟が分かりますね。仲の良いメンバーが抜けることは動揺するものですが、それをうまくこなしてこそ成長なんじゃないかと月並みながら思います。

つらつら書いて生きましたが、退職する側は残す人のことを考える必要は全くないと思うのであしからず。自分の人生は自分が選択するものですしね。