ついこのあいだ30歳の誕生日を迎えてしまいました。いわゆる定年まであと5年です。まじかーって感じです。
せっかくなので現時点での仕事観とかまとめてみたいと思ったのですが、いまいちまとまりきらない。人間30歳になっても未熟者です。でもせっかく考えてみたのだからアウトプットしてみたいと思いました。この考え方を軸に補強したり壊したりして定年まであがいてみたいと思います。
やれること・やりたいこと・価値のあること
仕事はやれること・やりたいこと・価値のあることがあってそれぞれが重なっていると自分は考えます。
▲やれること・やりたいこと・価値のあること
書いてみたベン図を元に考えると、やれること・やりたいこと・価値のあることが重なっているところを仕事としてメインでやれれば幸せになれそうです。
でも往々にしてやれるけどやりたいことじゃない、でも価値のあることが仕事として課されることは多いです。というか大体の仕事はそうなんだと思います。価値のあることに興味を持ってそちら側に自分を広げていくか、そうではなく自分のやりたいことに集中するかは状況によると思います。
自分のやりたいことを会社で実現するには、当たり前なことですが実績を上げなければなりません。自分のやりたいことだけに集中するためには実績を上げて信頼を勝ち取りやりたいことをやっても文句が言われない状況を作らないといけません。
でもこの考え方には若干微妙だなと思うこともあって、やりたいことがやれない辛い状態が長く続くと結構しんどくて幸せにいつまでたってもなれなくなります。甘いことを考えるとやりたいことがやれない状態をいかに短くするかがポイントなんじゃないかと思ったりします。
やりたいことが出来るようになるためには二通りあって、レベルを上げて価値があるかつやりたい仕事が出来るようになるか、できるかつ価値のある仕事を好きになるかでどちらかを選ばなくてはなりません。どちらが良いかは悩ましいながらもいずれは決断をしないといけないときが必ず来るものだと思います。一つの区切り35歳なのかも知れないなと思っています。
三種類のWebアプリケーションエンジニアの働き方のタイプ
Webアプリケーションエンジニアには三種類の働き方のタイプがあると考えています。それは技術力で事業を伸ばすタイプ・事業メンバといっしょにサービスを作るタイプ・マネジメントでチームを率いるタイプです。
技術力で事業を伸ばすタイプは要求される技術のレベルが高く、今抱えている課題を技術で解決していく働き方の事を指すと考えています。例えば最近のバズワードですが機械学習を使って今までとは全く違うサービスを開発したり、Webアプリケーションエンジニアとは外れますがスマートフォンアプリを作る技術がない会社だった場合はiOSやAndroidのエンジニアもこのタイプに属すると考えます。
事業メンバといっしょにサービスを作るタイプは今ある技術の応用力し、プロダクトオーナーなどと協力し、継続的な発展を中心に行っていく働き方の事を指すと考えています。
多くのエンジニアがここに属していると考えられ、まだまだ深く掘れそうな働き方です。求められる技術力を中にしましたが、それでも技術の種類は多岐にわたるので簡単な仕事ではないです。総合力で勝負していくタイプなイメージがあります。
マネジメントでチームを率いるタイプは技術を理解し、チームメンバをまとめてプロジェクトを運営していく働き方の事を指すと考えています。最近よく言われるエンジニアマネージャなんかがここに属するのではないかと思います。
エンジニアをマネジメントするので技術への理解は必須です。ある程度コードが書けて理解できないと無茶なプロジェクト運営をする可能性もあるため求められる技術力は小と書いたものの、小さくて良いわけじゃないと思っています。
ざっくりと三種類に分けたものの、まだまだ深掘りが出来る考え方だと思っていて、よくよく見てみると技術力ってなんなんだ?と曖昧な所も多いです。きっと雑に分けましたけど、まだ分けられたり、分けること自体あまり意味が無いなんてことにもなるかなと思ったりもしています。
ソフトウェアエンジニアはアスリートに近い
ソフトウェア開発は難しいです。学ばないといけないことはすでに大量にある上に、新しいものもどんどん積み上がっていきます。それを全部キャッチアップするのは不可能にしても自分に近い領域は常に最新を追っていかないと緩やかにエンジニアとしては死んでいくと考えます。
なのでエンジニアとしては常にコードを書いていないといけないし、インプットも怠ってはいけないと考えています。最近コードを書く仕事ではなくドキュメントを書く仕事が多かったのですが、いざコードを書く仕事に戻ってみて勘がだいぶ鈍っていることに気づいて恐怖しました。趣味で多少書いていたとはいいコードについて考える時間や各時間はだいぶ下がっていたと思います。
そういうことを体験して考えると、ソフトウェアエンジニアはスポーツのアスリートに近い業種なのかも知れないと思いはじめました。スポーツのアスリートは練習を欠かしません。練習をやめたとたんアスリートとしても死んでいくのでしょう。これはソフトウェアエンジニアも同じです。コードを書く・読む・考えるを常に行わないとエンジニアとしても死んでいくものだと考えます。
アスリートの生き方はエンジニアの生き方に通じるものがあると考えると、キャリアに関してもアスリートと近い考え方が適用できるのかも知れません。コーチとか監督とかがソフトウェアエンジニアに当てはめるとどうなるのか考えてみるのも面白そうです。
まとめ
ざっくりと書いてみました。最終的に価値のあることとやりたいことを中心に仕事が出来れば良いなと思います。そして技術力で事業を伸ばすタイプのエンジニアとして働けるようにアスリートの気持ちで仕事が出来れば良いなと思います。
いろいろ試して理想に近づくためにも、残された5年間あがいて自分なりの答えを見つけていこうと思います。いろいろやっているなか嫌だと思っていた仕事が好きになるかも知れないし、好きなことに集中して良い環境がえられることもあるかも知れません。忘れないようにしたいのは価値のあることをしないと意味がないと言うこと。それさえ忘れなければどういう結果でもある程度納得できるんじゃないかと思っています。
そしてどうあってもコードを書き続ける環境だけは維持していきたいものです。