Cybozu Tech Conference 2016 に行ってきました。Cybozu社は割と良く勉強会会場でお世話になるイメージ。相変わらず良いオフィスでした。
https://cybozutech2016.qloba.com/cybozutech2016.qloba.com
ラムネも頂けました。
以下感想。
Cybozeの現在と未来
@teppeisさんのCybozu社の歴史とこれからの話を聞けました。@teppeisさんは以前frontend meetup でSPAと覚悟の話をしていたのを思い出します。
今回はフロントエンドの話ではなくCybozu社の歴史の話。2007年から5年間の大航海時代の話がおもしろかったです。大航海時代の間に挑戦を繰り返して今のクラウドのグループウェアを作り出すというところがすごいなと思いました。
離職率が28%だったのが4%に減ったというのもすごい。やはり苦しい時期を乗り越えられるからこそ今のすごさがあるのだなと思いました。
今後も挑戦を続けていくというのでブログが楽しみです。
kintoneの開発プロセスとプロジェクト管理ツール
@y_okadyさんのkintoneの開発プロセスについての話。どういったフローでkintoneを開発していったのが聞けたのも面白かったのですが、何よりもkintoneを開発するのにkintoneを利用していたというのが凄く面白いと思いました。究極のドッグフーディングだなと。
印象的だったのが「kintoneはkintoneに支えられている」という言葉。なかなか出来ないことですね。
cybozu.comの認証 過去、現在、未来
cybozu.comの認証基盤についての発表でした。どういう認証基盤でどういう課題があってどうしていったのかを聞くことが出来ました。
この発表で一番面白かったのが、最後にWindows Helloを使った顔認証でcybozu.comにログインするデモを行ったことです。microsoft の edge ではWeb Authentication が独自実装しているらしく、それを用いた認証が可能のようです。人類はパスワード入力に疲れている。それに変わるソリューションこそ顔認証。実際に顔認証でログインが成功した時は会場がどよめきました。良い時代がすぐそこまで来ているようです。
こういったプロトタイプをCybozuは開発合宿で実装しているというのも面白いと思いました。結構大きな規模の会社で開発合宿が出来るのは凄いですね。
まとめ
他にも興味深い発表が多くされていました。「バグの調べ方」という発表がかなり凄く、問題が起きたときカーネルのデバッグまで行い原因を突き止めてパッチを作ってあてたことを発表されていました。カーネルまで調べるってのは凄い。ひょっとしたらアプリケーションレベルではバグはあまりないということなのかも知れませんね。さすがCybozu。技術力が高いです。
懇親会も楽しくCybozuの社員さんと話すことが出来ました。メインで使っている言語はJavaのようでした。やはり企業向けのグループウェアということで固い言語を使っている用です。