チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

逆説のスタートアップ思考を読みました

逆説のスタートアップ思考を読みました。スタートアップとは何か、どういう戦略で戦っているのか等が読みやすく書かれており、スタートアップという組織がどういうもの中を知ることが出来ました。

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ざっくりと要点を取り上げると、

  • スタートアップは半直感的な分野を扱う
  • 競争はしないで、独占を狙う
  • 少数でも愛してくれるユーザを大切にする
  • バーベル戦略でリスク管理

ということが書かれており、各章でより具体的な例などを使ってわかりやすく書かれています。

この本で面白いと思ったのが最後の章でスタートアップの思考をキャリアに活かすというところで、今後のキャリアにいかせそうな内容だと思いました。以下、そのあたりについての感想を書いてみたいと思います。

逆説のキャリア思考まとめ

ざっくりと自分の琴線に触れる所をピックアップしてみると

  • バーベル戦略は人生においても役に立つ
  • やりたいことはやってみないとわからない

というところでした。

バーベル戦略

バーベル戦略については予測できないブラックスワンに対して備えるにはとても有用だと思いました。自分の所属している会社がいつ倒れても大丈夫なように副業に取り組むというのはなるほどなと思いました。

ここで大事なのはただのお小遣い稼ぎではなくスタートアップのように急激に利益が得られるようなことに取り組むべきといっているところで、アインシュタインカフカを例に挙げて9割は堅実で安全なことに賭けつつ1割をブラックスワンに賭けるというやり方が良いということでした。自分が賭けられるブラックスワンは何なのかよく考えて投資していきたいところです。

やりたいことはやってみないとわからない

イデアがないときはそれが普通なので、まずは行動してみようという話でした。行動して初めて情熱が生まれるので、情熱が捧げられるものを探すのではなくまずは何かをやってみることが大事だと言うことです。

そして何かをはじめるときは意気込んで大きな事からはじめるよりもサイドプロジェクトからはじめたほうが良いとのこと。サイドプロジェクトからはじめれば失敗しても良いと思うことが出来るのでよりリスクの高いものに挑戦できるとのこと。

失敗しても良いと思える規模でやるというのがここでは大事そうです。失敗できないぐらい大きなものに賭けるとバーベル戦略的には良くない感じです。何事も1割の力でリスクの高いものをやるのが成功のポイントかも知れません。

スタートアップ的な思考を人生に取り入れてみたいと思いました。

この本はスタートアップという組織についてかかれている本でしたが、最後の章はキャリアについて書かれています。キャリアにスタートアップ的な思考を取り入れるのはこれからの未来を生きていくのに有効に働きそうだと思いました。

難しいことに挑戦しある程度独占できるようになれば、これから働いていく上で有利になることは想像しやすいです。でもわかっていてもやらないのはそれが難しいからなんだと思います。自分の今の状態を維持しつつ難しいことに挑戦するにはバーベル戦略を利用して行っていくのが良さそうですが言うのは簡単だなとも思います。

ですがやはりこれから自分の価値を出していくにはやらないと駄目なんだと読んでいて思いました。まずはサイドプロジェクトで挑戦することから初めていければと思います。