チラシ裏日記上等!!新館

Webアプリケーションエンジニアの雑記帳。映画とかアニメとかの記事も書きます。

放課後地球防衛軍を読みました

笹本祐一の「放課後地球防衛軍」の第1巻を読みました。最近笹本祐一の「星のダンスを見においで」を読んですごく面白いと思ったので、その作者が新しいシリーズを書くということなので思わず手に取りました。

意外なことに笹本由一は早川文庫で初めて出すようです。

以下若干のネタバレありの感想。

流星群のあとに現れた転校生

あまりネタバレにならない程度にストーリーを解説すると。流星群の観測に向かった主人公達が流星が海に墜落するのを目撃し、その後主人公達の学校に謎の転校生がやってくる。その転校生が主人公達の所属する天文部に入部し、謎の行動を取り主人公達もそれを追っていく。いくつか不思議な行動を取る転校生にとりあえず主人公達は協力していくことにし、天文部としての活動をしていくのだが・・・といった感じ。

大きめなイベントがあった後に偶然にしてはできすぎな転校生。その謎の行動を追っていくうちにだんだんと大きな話の流れに巻き込まれていく主人公達。よくあるラノベ的な展開だけど面白く読めた。主人公達が転校生に協力していくうちに自分たちの住んでいる町に秘密が隠されていることを知るようになっていき、だんだんわくわくするような出来事になっていく。読んでいるうちにそのワクワクが伝わってきてとても楽しかった。

笹本祐一の小説は「星のダンスを見においで」と「ミニスカ宇宙海賊」ぐらいしか読んでこなかったので、スペースオペラ的な宇宙に飛んでいってのドンパチや、空間戦闘で情報戦の嵐などを期待していたけれど、少なくともこの巻ではそういう感じの小説ではなかった。転校生の謎を追ったり協力していったりしていく家に大きな話に巻き込まれていくといった感じで、1巻は事の真相の一端が明らかにされてこれからどうなる?といったところで終わってしまった。続きがとても気になる終わりかたをしたので速く次の巻が読みたくなる。

ちょっとした設定のネタバレをすると、この小説世界では地球は宇宙に対して鎖国の姿勢を取っている。大体こういう小説では地球人類は宇宙人の存在を知らないで日々を営んでいたりすることが多いので、宇宙に対して鎖国をしているという設定が凄く新鮮に思えて面白かった。

鎖国をしている地球が水際で宇宙人の侵入を防いるらしい。どうやって防いでいる?その構成員はどんな感じなの?いろいろな謎がまだ残っているが、とりあえず主人公達は地球防衛軍の仲間入りをはたした。次の巻ではどんな話が待ち受けているのかとても愉しみ。

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