チラシ裏日記上等!!新館

オタクWebエンジニアの雑記ブログです。本や漫画や映画の感想なんかを主に書いています。最近は勉強会の感想とかも書いています。

風立ちぬを見に行きました

風立ちぬを見に行ってきました。

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とてもおもしろかったです。エンジニアとして働く二郎のひたむきさは、一つの美しいものを作ろうとした芸術家のようであり、また無邪気な子供を連想させました。しかしその無邪気さは「日本はどこと戦争をするつもりだろう」の言葉で察せられるように、飛行機に二郎の関心が行き過ぎていて、自分が作ったものに対する責任が薄いように感じました。でもだからこそ二郎が作った飛行機はとても立派に空を飛んだのだろうなとも思います。

菜穂子とのロマンスも大変エモーショナルでよかったです。言ってしまえばよくあるシチュエーションで王道の話なのですが、エンジニアとしての二郎と夫としての二郎がうまく絡み合って、何とも泣けてきました。成し遂げなければならない仕事と、もう長く残されていない菜緒子との時間。どちらも大事にしようと精一杯に生きている二郎は最終的には飛行機を完成させ菜緒子を失ってしまう。これは泣ける。見終わった後は胸が詰まってしまって、一人で見に行って本当によかったと思いました。

自分の筆力では良さをうまく伝えられないけれど、いい映画だったということははっきりと言えると思います。エンジニアとしての二郎を見るもよし、二郎と菜緒子のロマンスを見るもよし、誰にでも響くところのある作品だと思います。

あと、これは余談ですが。日本禁煙学会のたばこ描写への苦言は冷や水を浴びせられるようで大変不快でしたね。

映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望と見解)8月16日改訂版 日本禁煙学会

たばこを吸う人が画面に映ると、宣伝となってたばこを吸う人が増えてしまうかも知れないということが問題なんでしょうが、意図して宣伝してたばこを吸う人を増やそうとしているというわけでも無いでしょう。たばこを吸う人をこれ以上増やしたくないという思いは理解できますが、表現物を規制する前にほかにやることがあるのでは無いかと思わざるおえません。

当時生きていた人がたばこを常用していたことは変えられない事実じゃないでしょうか。日本禁煙学会の人はたばこを吸っていたという人類の歴史を消し去りたいのでしょうか。そんな規制をして効果が得られると本当に思っているのか気になります。